いにしえの回廊
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小金井一里塚

こがねいいちりづか

小金井一里塚

区分/種別
国指定-史跡
所在地
下野市小金井4丁目
時代
近世-江戸時代
ルート
聖地日光へつづく道
文化財概要

日光道中沿いにあり、江戸日本橋から22里(約86キロメートル)の地点につくられた。もとは一辺約12メートルの方形だったという。一里塚には、エノキとケヤキが植えられ、今なお行き交う車や人たちを見守り続けている。


文化財エピソード

大きな方形の道しるべ

1辺約12mの方形に築かれていたと言われ、2つの塚がほぼ完存している。平成9(1997)年度の発掘調査では、2つの塚の間から江戸時代~明治時代の砂利敷きの道路跡が見つかった。また、紐に通された50枚の寛永通宝や茶碗などの陶磁器の破片が出土した。

道をはさんで一里塚が残っているため、当時の日光道中の雰囲気が体感できる
文化財ポイント

エノキとクヌギの大木が往時をしのぶ

明治期に整備された陸羽街道は、日光街道と重なったり並行したりして造られた。小金井一里塚付近では並行して造られており、新旧の道筋がよく分かる。また2つの塚にはエノキとクヌギの大木がそびえ立ち、往時の道中を見守ってきた風格が漂っている。

明治17年当時の陸羽街道小金井宿小休所を撮影した写真(上埜文七郎撮影、那須野が原博物館蔵)
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