いにしえの回廊
メニュー
文字サイズ
文字サイズ小
文字サイズ中
文字サイズ大

壬生愛宕塚古墳

みぶあたごづかこふん

壬生愛宕塚古墳

壬生町立歴史民俗資料館提供

区分/種別
国指定-史跡
所在地
壬生町壬生甲
時代
古墳時代
ルート
しもつけの夜明け
文化財概要

6世紀後半頃に造られたと考えられる前方後円墳。石室については未調査のため詳細は不明。前方部に祀られている愛宕神社は、元禄7(1694)年、壬生城主の松平輝貞(まつだいら てるさだ)が壬生城の鬼門除けとして建立したと伝えられている。


文化財エピソード

盾持ち人埴輪が複数地点で発掘

この地域特有の「下野型古墳」。墳丘の長さは82m。墳丘や周堤(古墳の周囲の土手)には円筒埴輪が並んでいたことが発掘調査で分かった。また、2018年の調査では県内で初めて周堤の複数地点で「盾持ち人埴輪」が見つかっている。

埴輪「盾持ち人」(壬生町立歴史民俗資料館提供)
文化財ポイント

県内最大規模の前方後円墳

墳丘をはじめ、周溝と周堤、墳丘周囲にある盾型・堀・土塁が良好な状態で残っている。墳丘は階段状に2段になっており、墳丘の周りのくぼんでいる部分が周溝の跡で、周溝の外側の土手が周堤になっているので、歩いて確かめてみよう。

江戸時代末期の地誌書『壬生領史略』に描かれた壬生愛宕塚古墳(個人蔵、壬生町立歴史民俗資料館提供)
Array

地図を大きく表示