- 開催期間
- 2017/8/19~2017/8/19
- 区分/種別
- 国選択-無形民俗文化財
- 所在地
- 大田原市佐良土
- 時代
- その他の時代
- 問い合わせ先
- 大田原市文化振興課(0287-98-3768 )
国選択無形民俗文化財の「大捻縄引」(だいもじひき)は、大田原市湯津上地区で古くから伝承されている盆綱引きの年中行事でした。
運動会で見られるような「綱引き」ではなく、たくさんの「稲わら」をよじりあげて、つくった長さ50メートル、太いところは直径50センチメートルを超える大縄をより上げ、それを集落ごとで引き合うものです。
近年は休止していましたが、大勢の人たちで引き合う勇敢な盆綱引きが、今年11年ぶりに特別に復活します。
この行事は、1520年(永正17年)8月、白河城主の結城義永が、1,500騎を率いて烏山城主の那須資房(なすすけふさ)を攻めた折、両軍は、箒川沿岸の縄釣台で、激しい戦いを繰り広げ、劣勢となった結城義永軍が「太い縄」をよりあげ、崖につりさげて逃げようとするところを、那須資房軍が、縄を引き合ったのが始まりと伝えられています。
当日の午前7時から午後4時まで、佐良土多目的交流センター駐車場で「大捻縄つくり」の様子を見学できます。