いにしえの回廊
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下野国分尼寺跡

しもつけこくぶんにじあと

下野国分尼寺跡

(一社)下野市観光協会提供

区分/種別
国指定-史跡
所在地
下野市国分寺
時代
古代-奈良時代
ルート
都とみちのくをむすぶ東山道
文化財概要

国内初の国分尼寺跡発掘調査が行われた寺院跡。こちらでは、女性たちが日々祈りを捧げていた。現在公園として整備され、昭和60(1985)年、岐阜県根尾村(現:岐阜県本巣市根尾地区)の老人クラブから譲り受けた淡墨桜(うすずみざくら:国天然記念物)が植えられている。


文化財エピソード

全国初の尼寺跡の調査を実施

昭和39(1964)年4月、現在の天平の丘公園一帯が工場用地として造成された際、長らく場所が特定されなかった尼寺跡が発見された。ただちに緊急発掘調査が行われ、その間発見からわずか6日間で現地での現況測量が進められた。そして翌5月に第1次発掘調査が実施された。

昭和39年に実施された国分尼寺第1次発掘調査(東から西を見る:下野市教育委員会提供)
文化財ポイント

公園整備が行われ桜の名所に

国分寺同様の伽藍配置だが塔はなかった。現在は配置がわかるように整備されている。主要伽藍の基壇と礎石が復元され、天平の丘公園として地域の人々に親しまれている。淡墨桜、八重桜など500本もの桜を観賞できる桜の名所でもある。

中門跡
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